皆さんはどのカフェチェーンが好きですか??
そして、カフェチェーンと言えばどこが思い浮かびますか??
令和3年の厚生労働省のデータによると、喫茶店業界は安定しており、市場規模はここ20年間約1.02~1.28兆円でほぼ横ばいで推移しています。しかし、喫茶店数は2008年の29万件をピークに、現在は20万件と大きく減少しています。
参照:喫茶店営業のみなさまへ – 厚生労働省
喫茶店とカフェの違いについて 大きな違いはアルコールを提供できるかどうかです。 喫茶店の場合、喫茶店営業許可が必要でアルコールを提供する事が出来ません。 カフェの場合、飲食店営業許可が必要でアルコールを提供することが出来ます。
店舗数が大きく減っているのに、市場規模は少しずつ拡大しているので、大手カフェチェーンに分散されているのではないかと予測できます!
私はスターバックスに行く回数がカフェチェーンの中では多いのですが、スタバの店舗数は年々増加しております。
今回はみんなのランキングの「みんながおすすめするカフェ・喫茶店は?」のランキングを基に、1位から10位について徹底分析していきます。
10位から順番に紹介していきます。まずは全体の順位を発表します!
ランキング | |
10位 | 珈琲館 |
9位 | エクセルオール カフェ |
8位 | カフェ・ベローチェ |
7位 | スターバックスコーヒー(スタバ) |
6位 | 上島珈琲店 (UCC) |
5位 | サンマルクカフェ |
4位 | 星乃珈琲店 |
3位 | コメダコーヒー店 |
2位 | ドトールコーヒーショップ(DOTOR) |
1位 | タリーズコーヒー(TULLY’S COFFEE) |
このような順位となりました。皆さんはこの投票結果どう思いましたか?
1200人以上の投票によって決められたランキングなので整合性が高いと思います。
それでは10位から分析していきます!
基本的な情報に加え、メニューの特徴や他店との違いを挙げていきます!
第10位 珈琲館 C‐United(株)
創業年:1965年
店舗数:207店舗
従業員数:8,731名(うち正社員数676名)
売上:147億9,815万円
※C‐United(株)の情報
事業内容
フルサービス型のカフェチェーンの経営
「一杯のコーヒーに心をこめて。」というスローガンのもと、一貫して品質本位・お客様最優先の経営姿勢を貫いています。
特徴
同じC‐United(株)の経営するベローチェは「セルフサービス型」カフェなのに対して、珈琲館は「フルサービス型」のカフェ。
コーヒーやデザートは同じ、ベローチェと比べてお高めですがハイクオリティなものを愉しむことができます。また、フードメニューも豊富で、カレーやパスタ、サンドウィッチなどを頂くことが出来ます。
ちょっと贅沢したい気分の時に最適なんじゃないでしょうか。
9位 エクセルオール カフェ(株式会社ドトール・日レスホールディングス)
創業年:1999年(シーバンス・ア・モール)
店舗数:フランチャイズ17店舗 直営店105店舗
従業員数:(株式会社ドトールに属する)
売上:1093億6300万円
(株式会社ドトールの連結決済)
事業内容
コーヒーの焙煎加工並び販売、飲食店の経営
特徴
エスプレッソコーヒーを用いたドリンクをメニューのメインとすることで、ドトールと差別化を図っている。さらに差別化を図るために、作り置きの豆を使用しない点や、カップの重さや座り心地なの細微な所にも工夫を取り入れている。
メニューに関しては、パニーニや「エクセごはん」というドリアなどのフードなどがあり、ギネスやハイネケンなどのアルコールなどの提供もある。
8位 カフェ・ベローチェ C‐United(株)
創業年:1965年
店舗数:207店舗
従業員数:8,731名(うち正社員数676名)
売上:147億9,815万円
※C‐United(株)の情報
事業内容
セルフサービス型のカフェチェーンの経営
特徴
同じC‐United(株)の経営する珈琲館は「フルサービス型」カフェなのに対して、ベローチェは「セルフサービス型」カフェ。
「veloce」はイタリア語で「迅速」を意味しており、スピーディーな商品提供が特徴的です。
メニューはシンプルで低価格なものが多く、仕事終わりのサラリーマンや勉強する方で賑わっているイメージです。
7位 スターバックスコーヒー(スタバ)
創業年:1996年(日本上陸)
店舗数:1,811店舗 うちライセンス店舗148店舗
従業員数:4851名
売上:2539億円
事業内容
コーヒーストアの経営/コーヒー及び関連商品の販売
コンセプトはサードプレイスです。
サードプレイスの提供とは、「家庭でも職場でもない第3の空間を提供する」ことです。
特徴
スターバックスコーヒーは、全世界60ヵ国以上の国におよそ2万店舗も展開しており、世界最大級のコーヒーチェーンです。
コーヒーは深入りを軸としている為、比較的苦みやコクを感じられるものが多いです。
フラペチーノなどのデザート系ドリンクは、季節によって様々なモノを提供している為、多くのファンがいます。
店内の雰囲気は自然色や間接照明を使用しており、落ち着いた雰囲気かつ高級感があります。
また、他の飲食店と異なり、接客マニュアルがありません。これは、接客を付加価値業務と捉えている為です。これは、接客をマニュアル通りの単純作業ではなく、ホスピタリティを重視した接客を行うことで接客に付加価値をつけています。
6位 上島珈琲店
創業年:1933年
店舗数:90店舗
従業員数:818名
売上:976億円
※UCC上島珈琲株式会社の情報
事業内容
UCC全体では、「コーヒー、紅茶、ココアの輸入並びに加工、販売。缶コーヒー等の飲料の製造、販売。各種食材の仕入、販売」を事業内容としています。その中で上島珈琲店は、おいしいコーヒーと空間を提供する喫茶店事業の一つです。
特徴
「ダブルネルドリップ方式」を採用している為、口当たりがまろやかで、甘みを感じやすいコーヒーを飲むことが出来ます。ネルドリップは、フランネルという布を用いたドリップです。使用頻度が多くなればなるほど、布の繊維にコーヒー豆の油などが付着する為、ゆっくりと抽出されるようになりコクが出ます。そして「ダブルネルドリップ」はこれを2重に行うため、雑味や酸味が少なく上品な味わいとなってます。
カフェインレスコーヒーなどを含め、カフェメニューが非常に多いため迷ってしまいます。
フード・デザートメニューも高級感あるものが多いため、贅沢な気分を味わうことが出来ます。
5位 サンマルクカフェ
創業年:1989年
店舗数:フランチャイズ1店舗 直営店62店舗
従業員数:200人
売上:212億円260万円
事業内容
独自の焼き方にこだわったパンと挽き立てのコーヒーをお手軽な価格で提供するベーカリーカフェ。
特徴
独自開発の「遠赤外線」効果を発するオーブンを使用したパンは絶品。サクサクのチョコクロは人気商品で、値段も200円とお手頃なので、コーヒーのおともに最適!
パンとコーヒーのモーニングセットも400円くらいで、非常にお手軽です。
4位 星乃珈琲店 (株式会社ドトール・日レスホールディングス)
創業年:1973年
店舗数:261店舗
従業員数:1665名
売上:343億円
事業内容
企業理念は「一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供する」です。
コーヒーショップおよびフランチャイズチェーンの経営で、株式会社ドトール・日レスホールディングスの100%子会社となっております。
特徴
1杯ずつハンドドリップで淹れているため、丁寧においしいコーヒーを提供することに注力しています。多くのコーヒーチェーンはマシンで淹れているので、株式会社ドトール・日レスホールディングスの中でもそれを売りにしてるのではないでしょうか。
注文が入ってから焼く「スフレパンケーキ」も熱々ふわふわで絶品です。
店内の雰囲気はとても落ち着いた雰囲気で、年齢層もやや高めだと思います。
3位 コメダ珈琲店
創業年:1968年
店舗数:968店舗
従業員数:467名
売上:351億3900万円
事業内容
コーヒーショップおよびフランチャイズチェーンの経営で、
“くつろぐ、いちばんいいところ”をご提供することを大切にしています。
特徴
喫茶文化の根強い名古屋を中心として店舗展開していますが、今では全国どこにでもあります。
1人で行っても、カップルで行っても、4人のグループでも、快適に過ごすことが出来ます。
コメダ珈琲と言えば「逆写真詐欺」で有名です。「逆写真詐欺」とは、メニュー表に載っている写真より実際の商品の方が量が多くて、食べる時に嬉しくなるやつです(笑)
おススメです「ミニコメバスケット」と「カツパン」です。「ミニコメバスケット」にはタマゴサンドがあるのですが、そのタマゴの量がパンパンなんです。(多少お店によって量が変わるようです)
「カツパン」もとてもボリューミーで、軽食にと思って食べたら、多分晩御飯がら要らなくなります。夏限定ではありますが、夏季限定のかき氷もおススメです!
2位 ドトールコーヒーショップ(DOTOR)
創業年:1962年
店舗数:フランチャイズ823 直営店242
従業員数:921名
売上:1093億6300万円
※株式会社ドトール・日レスホールディングスの情報
事業内容
「一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供する」を企業理念として、コーヒーの焙煎加工並び販売、飲食店の経営フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集及び加盟店の指導を行っている。
特徴
ブレンドコーヒーのSサイズが一杯250円で、フードと合わせても600円台と低価格で気取っていないカジュアルなスタイルが特徴的。ショッピングモールや病院などに併設されていることが多い。
#朝ドトールというモーニングセットが500円以下で食べることが出来るのも魅力的!
こだわり抜かれた焙煎のアイスコーヒーがおいしい。
1位 タリーズコーヒー(TULLY’S COFFEE)
創業年:1997年
店舗数:700店舗
従業員数:959名
売上:262億円
事業内容
米国シアトル発祥のスペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」の日本における展開。「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」を理念に、一杯一杯手作りの本格的なコーヒーと寛ぎの空間を提供している。
2018年にはアメリカタリーズが倒産してしまいますが、その影響を受けることなく順調に業績を伸ばしています。
特徴
コーヒーへのこだわりがすごいイメージです。生産には積極的にこだわり、焙煎も国内工場で行っています。そして、半自動のエスプレッソマシンを使いバリスタの技術でハイクオリティのコーヒーを提供しています。
また、ランチや軽食に適した、食事系メニューも充実しています。モーニングにはボールパックドッグや、厚切りトーストツナチーズメルトなどがあります。ランチには、牛ひき肉の贅沢ボロネーゼやベーコンとアスパラの豆乳カルボナーラなどがおススメです。
この情報は2022年度の最新の決算情報などを基に作成しております。
皆さんはこの投票結果を見てどう思いましたか?
私は、スタバにばかり行っていたので、スターバックスが7位なのが意外でした。
そして、多くの企業がM&Aなどによって、同じグループに属していることがわかりました。
それぞれのカフェ・喫茶店に特徴があり、気分屋やシチュエーションで使い分けることが出来ます。
このブログがお店選びの役に立ってくれたら幸いです。
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